「こんなお店にしたい!」と考える時間は、わくわくするもの。
その想いを、オープン後も利益が残り、長く愛されるお店につなげるために。物件やデザインを決める前に、確認しておきたい3つのポイントをご紹介します。
❸ 自分の好みだけでデザインを決める
例えば、落ち着いた暗めの空間が好きでも、来てほしいのが「子ども連れでランチを楽しみたいお客様」なら、ベビーカーの通りやすさや、お子さまを見守りやすい席も大切です。
まず考えたいのは、「誰に、どんな時間を過ごしてほしいか」。
ここが決まると、内装・照明・席のつくり方に判断基準ができ、デザイン選びも進めやすくなります。
❷ テナントを契約してから内装会社を探す
「家賃も広さもちょうどいい!」と思った物件でも、提供したい料理に必要な電気容量や、換気・排水の条件が合わないことがあります。
契約後に分かると、追加工事が必要になったり、計画を見直したりすることも。
さらに、「早く工事を始めないと家賃が発生してもったいない」という焦りが、判断を急がせてしまいます。
物件を決める前に、来てほしいお客様・メニュー・予算・デザインの方向性を整理しておくと、「この物件で、やりたいお店が実現できそうか」を検討しやすくなります。
❶ 「周りより安くすれば売れる」で計画する
例えば、近隣のお店のランチが1,200円だから、自分のお店は1,000円にする。
でも、その価格で材料費や人件費、家賃をまかなうには、1日に何人のお客様が必要でしょうか。その人数を、予定している席数やスタッフで迎えられるでしょうか。
初期費用を抑えるために設備を減らした結果、毎日の作業に手間がかかり、人手が余計に必要になることもあります。
大切なのは、安さを決める前に「選ばれる理由」と「利益が残る仕組み」を考えること。
どんなお客様に、どんな価値を届けたいかによって、お金をかける場所も変わります。
どんなお店にしたいかで、投資する場所は変わります。
記念日にゆっくり食事を楽しんでもらうお店なら、椅子の座り心地や隣の席との距離、料理がおいしそうに見える照明が大切です。「ここで大切な時間を過ごしたい」と思ってもらえる空間に投資します。
手頃な価格で、早く提供し、多くのお客様を迎えるお店なら、券売機や事前注文の仕組み、調理から提供までの動きやすさが重要です。注文や会計の手間を減らせると、少人数でも営業しやすくなります。
子ども連れで気兼ねなく過ごしてほしいカフェなら、ベビーカーで通れる通路や、掃除しやすい床、荷物を置けるスペース。「子どもと一緒でも利用しやすい」と感じてもらえる工夫が、また来たい理由になります。
仕事の合間に立ち寄ってほしいテイクアウト店なら、いかに早く提供できるかを考えたシステムや動線が大切です。注文・会計・商品のお渡しがスムーズに進む仕組みを整えることで、「時間がないときも、ここなら買える」と思ってもらえるお店へ。
忙しい時間帯に、少人数でも無理なく、より多くのお客様に提供できること。そんな「ピークタイムマネジメント」まで考えて設計します。
すべてにお金をかける必要はありません。
来てほしいお客様と、どんなお店にしたいかによって、投資すべき場所は変わります。
店舗づくりの費用は、これからのお店への投資。
「とにかく安くつくる」の前に、何にお金をかけて、どこを抑えるか。
見た目だけでなく、お客様の過ごしやすさ、スタッフの動きやすさ、オーナーが経営を続けられる利益まで、一緒に考えることが大切です。
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