バッグは膝の上。コートは椅子の背中。買い物袋は足元。
料理が来る前から、なんだか落ち着かない!

店舗デザインを考えるとき、椅子やテーブルには注目しても、お客様の荷物は後回しになりがちです。でも、そこに座る人は手ぶらとは限りません。

誰が、何を持って来る?

仕事帰りならパソコン入りのバッグ。子ども連れなら着替えやおむつ。美容室なら上着や買い物袋。
来てほしいお客様の持ち物まで想像すると、必要な置き場が見えてきます。

小さな荷物かごを置けば解決、とは限りません。通路にはみ出してスタッフが避けながら歩くなら、別の困りごとが増えてしまいます。

置きやすさと、取り出しやすさ

テーブル下の棚やフック、ベンチ下の収納など、置き方はいろいろ。
ただ、膝に当たらないか、帰るときに忘れ物を見つけやすいか、掃除の邪魔にならないかも確認したいところです。
大きな荷物を預かる場合は、預かり方や返し方も決めておくとスタッフが迷いにくくなります。

冬の店内を想像してみる

薄着の季節だけで考えると、冬にコートが増えたときに困ることも。
実際に椅子に座り、上着とバッグを置いてみる。小さな確認ですが、お客様の過ごしやすさが分かります。

トイレで、荷物の置き場に困ったことはありませんか?

手を洗おうと思ったら、洗面台の周りがびしょびしょ。バッグを置ける場所も、コートを掛けるフックもない。

仕方なく、コートとバッグを足に挟んで手を洗う……。
私も経験がありますが、これ、地味にストレスなんですよね。

トイレの個室や洗面スペースにも、荷物を掛けたり、濡らさずに置けたりする場所があると助かります。

フックを付けるだけでも、長いコートが床に触れないか、バッグが掛けやすいか、扉の開閉に邪魔にならないか。使う場面まで想像して考えたいところです。

おしゃれなトイレなのに、荷物を抱えて悪戦苦闘。それはもったいない!

女性として日々感じる、ちょっとした不便。
「ここに荷物を置けたら助かるのに」なんて細かいところまで、つい、おせっかいしてしまいます。笑

「こんなところまで考えてくれているんだ」は、豪華な装飾だけから生まれるものではありません。
気兼ねなく過ごせる工夫を、限られたスペースの中に一緒に入れていきましょう。

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